「ゆっくり 遮らない 待つ」を心がけて活動!

日本語教室で活動する満留さんに、活動を行うようになったきっかけなどを聞きました。

☆外国人支援の活動を行おうと思ったきっかけは?

直接のきっかけは、日本語教師をしている友人から誘いを受けたことです。おそらく友人は私が国際交流に関心があることを知っていたからだと思います。10年程前、単身赴任中に1対1で行う日本語ボランティアをしていたことがあります。それはお互いに出来る時間を決めて自由に気楽に話すものでした。実は小学生の頃から外国に憧れ中学2年生の時、船員になると決め7年後タンカーや鉱石専用船でイラン、リベリア、オーストラリアなど観光地とは違う世界を少しだけ見ることができました。

☆活動をしていて楽しかったことは?

活動を始めてまだ数ヶ月しか経っていませんが、仕事が終わってから夜の教室に集まってくる技能実習生の、日本語の知識を増やしたいという強い意欲を肌で感じることは70才を過ぎた今、何かの役に立っているのかなと思うととても楽しく生き甲斐を感じます。

☆印象に残っていることは?

東南アジアの国々から自分のため、家族のために一大決心をして日本に来ることを決断したその勇気にまず尊敬せずにはいられません。日本での仕事と生活をスムーズに行うため、次の日本語能力試験に合格するため、帰国後の仕事に役立たせるため、それぞれの目的のためにがんばっている姿は私たちも見習うべきところが多いですね。

☆活動の方法は?

この教室がスタートしたのは午後7時からのコミュニティセンターでした。その後コロナ感染の影響で現在はオンライン教室で行っています。私自身は日本語教師の資格は持っていないので不安はありましたが、研修で基本的なことを学びました。この教室は文法を教える教室ではなく、まず楽しくそして日常の身近な生活に役立つテーマを話すことです。また来週もこの教室に来たいと思ってもらえるような教室が目標です。

☆活動を通して、自分が変わったと思えることは?

これまでの私はせっかちで早口でした。今、教室では、
ゆっくり
あせらない
遮らない
引き出す
待つ
を心掛けてやっています。                                    
以前より性格が気長に、何かスローな自分になったような気がします。