日本で生活するイスラム教徒のための日本語教育
みなさんの周りにイスラム教徒(以下、ムスリム)の方はいますか。テレビで見たことはあるけれど、実際に会ったことはないという人もいるでしょう。実は、『生活者としての外国人向け 私らしく暮らすための日本語ワークブック』(アルク)の種は、2011~2012年に取り組んだムスリムのための日本語教育にあります。ムスリムは、宗教上の行動規範が多くあります。代表的な宗教上の行動規範は、一日5回の礼拝、アルコールを口にできない、出してはいけない体の部位がある、などです。日本で生活を行いながら、その宗教上の行動規範を守ろうとすると、自分のやりたいことを行おうと思ったときに、障壁が生まれます。その障壁を乗り越えて、やりたいことを実現するためには、日本語を通して、自分の実現したいことを伝える必要があります。まさにここが、『生活者としての外国人向け 私らしく暮らすための日本語ワークブック』の種です。詳しくは、次をお読みください。
イスラム教徒が「自分らしく」生活するためにー地域日本語教育の目標を考える
(アルク『日本語ジャーナル』)