何でも相談できる人との出会いは、わたしの宝物
日本語教室で活動する市民パートナーの浜島さんに、活動を行うようになったきっかけなどを聞きました。
☆外国人支援の活動を行おうと思ったきっかけは?
日本語ボランティア活動に参加したのは、養成講座を受けたのがきっかけですが、当初はそんなに深く考えていたわけではありませんでした。 その時、すでにボランティア活動をしている知り合いがいましたので、教室見学も行きました。その方の誘いがなければ全く知らない活動だったと思います。
☆活動をしていて楽しかったことは?
学習者とスーパーで会ったりすると、声をかけてくれて、教室以外でも気楽に話せるようになったことです。このような時の会話で、それぞれの国の料理や観光地、習慣などいろいろなことを教えられることが多いです。
☆印象に残っていることは?
学習者の中に、1組のベトナムの夫婦がいます。ご主人は結婚前から教室に参加していました。奥さんは結婚してから来日し、教室に参加しました。その後子どもが生まれて、1歳半になります。現在も、毎週オンラインで奥さんと勉強しています。もちろん、ご主人とも、子どもとも会っていますので、この子どもが話す日本語の言葉が増えいくのが楽しみになりました。
☆活動の方法は?
初めに参加したのは、近所の教室と天神の教室です。当初、どのようにコミュニケーションを取ればいいのか、またテキストの進め方などに行き詰まっていました。知人に相談したところ、このことの勉強会をしている先生を紹介してもらいました。それが天神の教室との出会いです。今は、コミュニケーションを中心にそれぞれの学習者が希望しているテキストで学習をしています。毎回、学習者と会話しながら、学習者の興味や話したいことなどを大切にし、わからない言葉について質問に答えたりします。
☆活動を通して、自分が変わったと思えることは?
日本語を外国人が理解できるように教えるのは難しいです。学習者が学びたい理由として、日本語のリズムが好き、漢字が面白い、アニメが好き、歌が好きなど、私が知らない動機をたくさん教えてもらえることに感謝しています。私がこの活動に参加したきっかけは単純でしたが、活動を続けているうちに教え方をもっと勉強したいと思い、日本語教師になりました。その後、いろいろなボランティアの方々や日本語学校の先生、いろいろな国の学習者との出会いがありました。これまでの道のりを通して、どんなことでも相談できる人たちとの出会いはわたしの宝物になりました。今後も、この宝物を増やしていきたいと思います。